第53回 公募書道一元會展 出品作品(同人初出品)

こんにちは。鎌倉市長谷の書道教室・書家 篠原遙己(しのはらようこ)です。

第53回 公募書道一元會展 出品作品(同人初出品)

題名『重いつばさ(抄)』 

作品の大きさ:半切(縦135×横35㎝)

「いらない もういらない 言葉だけのやさしさは 悲しみにぬれて
つばさは重い重いけれど おとなしい 羊の群れから 飛び出した
いのだ うつむいた 仲間と別れて 走りたいのだ たとえ終りが
あってもいい そこに始まりが宿っているならば 流れない時間の岸から
羽ばたきたいのだ 吹きすさぶ 嵐の中で 歌いたいのだ たとえ
痛みがあってもいい そこに生きてる証があるならば   遙己書」

同人作品の大きさは、自分で決めるのではなく一元會から割り当てられます。

同人になって初出品と言うこともあり、どんな題材を選ぶか、仮名なのか漢字にするのか師と相談し、幾つかの候補の中から、長文に挑戦することにしました。

「重いつばさ」は、1980年にドラマの主題歌として、川崎洋さんが作詞された曲で、その一部を抜粋して作品に使わせていただきました。

160文字と文字数が多く、平仮名も多数入っている文章なので、字形や行間にも気を配りつつ、半切に六行書くのは、なかなか難儀でした。

染紙も一元會展では初めて使い、それはそれは楽しく作品創作に取り組めました。

2/23(日)には授賞式・懇親会があったので、朝から東京都美術館へ。

3連休の中日と言うこともあり、上野にはたくさんの人が!

ブラッドオレンジカラーのパンツスーツで行ったのですが、目立ち過ぎたのか、とにかく色んな人に声を掛けられました(笑)

名前を覚えてもらうには良かったのかもしれませんが。

丁度、観に来てくれた生徒さん親子と一緒に、写真も撮ってもらいました。

やたら私が大きく見えますが、遠近法と普通に背が高いだけです。

会期中の他の日に観に行ってくだあった生徒さん達も、ありがとうございます!

ぜひ、感想をお聞かせくださいね。


大人や子供の習い事として書道はいかがですか?
最後までお読みいただきありがとうございました。

湘南鎌倉市長谷の女流書家:篠原遙己(しのはらようこ)

この記事を書いた人

篠原遙己

鎌倉市長谷にて書道教室を開講しており、人前で自信を持って字を書ける、美文字のコツをお伝えしています。出張レッスン、美文字講座など外部書道講師としてのご依頼も大歓迎です。また、招待状宛名書きなどの筆耕、謝辞・祝辞・入学願書等の代筆、書作品のご依頼も承ります。