使い終わったあとの、筆のお手入れ方法|書道FAQ

こんにちは。鎌倉市長谷の書家・書道教室 篠原遙己(しのはらようこ)です。

お教室に通ってくださってる生徒さんには、筆のお手入れ方法をお話していますが、最初はどうしても洗い残りがある事が多いです。

毛の根元の方に墨が残っていると、根元が固まって来て、穂先がバラバラになる原因となります。

使い終わった筆は、その日のうちに洗いましょう。

流水かボウルに水を溜めて、根元の墨をしっかりと落とします。

根元部分を揉みながら洗うと墨が落ちやすくなります。

洗い終わった筆は、穂先を下にして吊るして干しておくと、翌日にはまた墨が落ちてきて、毛が黒くなるはずです。

(干す場所は直射日光が当たらない風通しの良い日陰で)

毛が黒くならなくなるまで、何度か洗いを繰り返してみてください。

なかなか墨が落ちない時は、暫く水につけて置くと、墨が落ちやすくなります。

その時に、筆の柄の部分には水が漬からないよう気を付けてくださいね。

保管する時は、しっかりと乾いてからにしてくださいね。


大人や子供の習い事として書道はいかがですか?
最後までお読みいただきありがとうございました。

湘南鎌倉市長谷の女流書家:篠原遙己(しのはらようこ)

この記事を書いた人

篠原遙己

鎌倉市長谷にて書道教室を開講しており、人前で自信を持って字を書ける、美文字のコツをお伝えしています。出張レッスン、美文字講座など外部書道講師としてのご依頼も大歓迎です。また、招待状宛名書きなどの筆耕、謝辞・祝辞・入学願書等の代筆、書作品のご依頼も承ります。