このHPでもたくさん載せている書道用語について、少しずつご紹介していきます。
まず最初は筆の入り方(置き方)を2種類。
墨が付いていなくて掠れが出るのは当たり前。
でも逆筆をマスターすると、墨がたくさん付いていても、好きなところに自由自在に掠れを入れることが出来ます。
順筆(じゅんぴつ)
左上に筆の穂先を置き、そのまま最後まで線を書くこと。
上の画像のように、線の書き始めは45度(時計の10時の針の位置)くらいになるように置くとキレイです。
毛の流れに逆らわないので穂先が乱れたりすることもなく自然な線が書けます。
楷書に使われる筆法です。
逆筆(ぎゃくひつ)
毛先が進行方向に向くように(横線の場合は右から左、縦線の場合は下から上に向かって)筆をおき、毛先が押し潰されて開いた状態で線を引きます。
毛先が押し潰された状態から線を引く時に、筆を持ち上げてしまうと、せっかく開いた筆が閉じてしまいます。
筆を持ち上げず筆圧をかけた状態で線を引きます。
紙との抵抗がある分、力強い線や擦れた線を書く事が出来ます。
草書や隷書で使われる筆法です。
大人や子供の習い事として書道はいかがですか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
湘南鎌倉市長谷の女流書家:篠原遙己(しのはらようこ)
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