ひらがなの成り立ちとは?―美しく書くために、まず知っておきたいこと

はじめに――ひらがなは、やさしいけれど難しい文字です

ひらがなは、私たちが毎日のように使っている、とても身近な文字です。

漢字よりも親しみやすく、やわらかな印象があるため、どこか簡単そうに感じられるかもしれません。

けれども実際には、ひらがなほど“ごまかしがきかない文字”も少ないように、わたしは感じております。

画数が少ない分、わずかな線の違いがそのまま印象に表れます。

少しだけ丸みが強すぎても、少しだけ流れが止まっても、たちまち幼い字に見えたり、落ち着きのない字に見えたりしてしまいます。

そのようなときに大切になるのが、ひらがなの成り立ちを知ることです。

「ひらがなの由来」や「ひらがな 元の漢字」を知ることは、単なる雑学ではなく、美しく書くための確かな手がかりになるのです。


ひらがなは、もともと漢字をくずして生まれた文字です。

たとえば「あ」は「安」、「い」は「以」、「う」は「宇」から生まれたとされております。

このように、ひとつひとつのひらがなには、元になった漢字があります。

こちらのサイトには「平仮名の成り立ち」 の記事群があり、さらに「平仮名の成り立ちがオックスフォード大学の参考資料に!」という記事では、元の漢字の形に基づいた説明が「一番わかりやすい」と評価されました。

ここで大切なのは、ひらがなは、ただ丸く書けばよい文字ではない…ということです。

元になった漢字の流れがあり、その流れが今の形の中にも静かに残っています。

そのため、「なぜこの方向へ払うのか」「なぜここで少し止まるのか」という理由が、元の漢字を知ることで見えてくるのです。


ひらがなの形が整わないとき、多くの方は
「自分はきれいな字を書くセンスがないのかもしれない」
と考えてしまいがちです。

けれども、そうではないことが多いように思います。

整わない理由の多くは〝形だけを真似しようとしている〟ことにあります。

ひらがなの成り立ちを知ると、その文字の中にある“流れ”が見えてきます。

すると、線の入り方や抜き方が自然になり、無理に形を作ろうとしなくても、字が落ち着いてくるのです。

たとえば「の」は、ただの丸ではありません。

「乃」の流れがもとにあると知ると、入り方や終わり方にも意味が生まれます。

「め」も「女」の流れを意識すると、線がどこで交わり、どこで抜けるべきかが見えやすくなります。

つまり『ひらがなの成り立ちは、きれいに書くための答え合わせではなく〝道筋〟なのだ』と思います。


「ひらがな 成り立ち 一覧」を見ていると、
「あ、この字はこんな漢字から来ているのだな」
と、小さな驚きがあります。

その驚きは、ただ知識が増えるだけではなく、
文字に対する興味そのものを深めてくれます。

私のサイトには、あ行からわ行までの平仮名の成り立ち一覧をまとめて掲載しており、それぞれの文字がどのような漢字から生まれたのかをたどることができます。

このような一覧を眺めていると、ひらがなは単なる“覚える文字”ではなく、
日本語の歴史や美意識を映す文字であることが伝わってきませんか?

そしてその先に、
「もっと丁寧に書いてみたい」
「筆で書いたらどうなるのだろう」
という気持ちが自然に生まれてくるのではないでしょうか。

ひらがなの成り立ち 一覧はこちら


ひらがなは、強く押して書く文字ではありません。

やわらかく、けれど曖昧ではなく、呼吸を合わせながら書いていく文字です。

そのため、ひらがなと丁寧に向き合っていると、自然と心が静かになっていくことがあります。

  • 筆やペンの動きに意識が向く
  • 余白を感じられるようになる
  • 急がず書くことの心地よさに気づく

こうした感覚は、現代の忙しい暮らしの中では、意外と得がたいものかもしれません。

だからこそ、ひらがなの由来を知り、その流れを大切にしながら書くことには、大きな意味があるように思います。。


私の教え方が、ひらがなの学びと相性がよい理由

私は鎌倉市長谷で書道教室を開講し、「人前で自信を持って字を書ける、美文字のコツ」を伝えていること、また老人ホームなどでの出張レッスンや外部書道講師、筆耕・代筆、書作品の依頼にも対応しています。

私は、ただお手本を見て「こう書いてください」と教えるのではなく、

「なぜそうなるのか」をきちんと理由を説明しながらお伝えしているところです。

ひらがなは、まさにこの“理由”が大切な文字です。

形だけを追うのではなく、成り立ちや流れを知ることで、書くことがぐっと楽になります。

初心者の方にも分かりやすく、厳しすぎず、けれど基礎を大切にしていることは、ひらがなを学びたい方にとって大きな安心につながるのではないでしょうか。

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まとめ――ひらがなの成り立ちは、美しい字への近道です

ひらがなの成り立ちを知ることは、歴史を学ぶことでもあり、同時に、今の自分の字を整えることにもつながります。

「ひらがなの由来」を知れば、
ただ丸く、なんとなく書いていた文字の中に、
きちんとした流れと理由があることが見えてきます。

そして、ひらがな 元の漢字を意識して書いてみると、
線が少しずつ落ち着き、字に品が出てくることがあります。

もし、
「ひらがなをもう少しきれいに書きたい」
「ひらがな 成り立ち 一覧を見ながら、書く楽しさも深めたい」

そのように感じられましたら、ぜひ私の他のコラムや体験教室のお声もご覧になってみてください。

ひらがなは、日本独自の柔らかくやさしい文字です。

けれども、そのやさしさの中には、長い歴史と、丁寧に生まれてきた理由が宿っています。

そのことを知るだけでも、文字との向き合い方は、きっと少し変わるように思います。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

湘南鎌倉市長谷の女流書家:篠原遙己(しのはらようこ)

この記事を書いた人

篠原遙己

鎌倉市長谷にて書道教室を開講しており、人前で自信を持って字を書ける、美文字のコツをお伝えしています。出張レッスン、美文字講座など外部書道講師としてのご依頼も大歓迎です。また、招待状宛名書きなどの筆耕、謝辞・祝辞・入学願書等の代筆、書作品のご依頼も承ります。