はじめに――楷書が整わないのは、才能ではなく〝原因〟があるから
楷書を丁寧に書こうとしているのに、思うように整わない。
そのように悩まれる方は少なくありません。
しかし楷書が整わない理由は才能がない訳ではなく、ほとんどの場合〝原因〟があります。
原因がわかれば、改善の道筋も見えてきます。
本稿では、楷書を整えるための視点と練習法を、書道家 篠原 遙己 の立場から丁寧にお伝えいたします。

楷書がきれいに書けない理由①――正しい文字の形を知らない
美しく見える文字が頭に入っていないと、正しく書けません。
まずは一文字からでも正しい文字の形を覚えてみましょう。
理由②――筆(鉛筆)の角度が揺れている
楷書は一画一画が明確であるため、角度の揺れがそのまま線に出ます。
筆記具を正しく持ち、角度が一定になるだけで、文字の印象は落ち着きます。
理由③――線の長さが揃っていない
横画や縦画の長さが揃わないと、文字は窮屈に見えます。
楷書は、長短のバランスが整うほど美しく見えます。
理由④――「とめ・はね・はらい」が曖昧になっている
楷書の締まりは、点画の明確さで決まります。
とめる場所、はねる方向、はらう速度。
小さな差が、文字全体の品に関わってきます。
理由⑤――中心(重心)がずれている
中心がずれると、文字は傾きます。
楷書は中心が整うほど静けさが生まれます。
理由⑥――余白が左右非対称
縦書きで文章を書くときに左右の余白が非対称だと、文字の中心がずれてみえます。
最初はマス目のある紙を使って練習すると余白が対象かどうか分かりやすいです。
理由⑦――焦って書いてしまう
楷書は急ぐほど線や字形が崩れやすい書体です。
呼吸を深くし、ゆっくりと落ち着いて書くほど整います。
今日からできる練習法――小さな改善を積み重ねる
今日からできる練習法――小さな改善を積み重ねる
- 一画だけを書く練習
文字を完成させようとせず、横画一本だけを始筆→送筆→収筆(終筆)と丁寧に整えます。 - 中心を意識する練習
「この字はどこに立つのか」を考えると、文字が落ち着きます。 - 止める練習
止めが弱いと楷書は締まりません。
筆を静かに止めることを意識します。
苦手な書体に向き合うということ
苦手な書体ほど、避けたくなる気持ちはだれにでもある自然なことです。
しかし苦手な書体に向き合うことで、苦手を好きに変化させ、書を深くしてくれます。
上手く書こうとしすぎず、原因を探し、昨日の自分と比べる。
その積み重ねが、少しずつ線を変えていきます。

まとめ――楷書とは?整える力が育つ書体
楷書とは、整える力を育てる書体です。
原因を見つけ、小さな改善を重ねていけば、楷書は必ず変わっていきます。
もし「基礎から丁寧に学びたい」と感じられましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。
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