臨書(りんしょ)って何?|美文字のコツ、書道FAQ

こんにちは。鎌倉市長谷の書道教室・書家 篠原遙己(しのはらようこ)です。

このブログで何度も書いている【臨書(りんしょ)】

詳しく書いたことがなかったので、今日は臨書について書いてみたいと思います。

生徒さん達にはお話したことがあるかもしれませんが、臨書は全部で3種類あります。

形臨(けいりん)

形臨(けいりん)=お手本の形をそのまま真似て書くこと

変体仮名など昔の古典などを見てかくことも形臨ですね。

意臨(いりん)

意臨(いりん)=お手本を書いた人の気持ち意図をくみ取って書くこと

お手本をそのまま真似て書くのではなく、書き手がどんなことを考えて、こういう文字を書いたのか考えながら書くことです。

背臨(はいりん)

背臨(はいりん)=お手本を見ずに臨書すること

つまり何度も何度も臨書して、お手本を覚えてから、お手本を見ずに自分の記憶を頼りに書きます。

背臨まで到達するには、かなりの時間が必要になってきますが、まず最初は形臨からですね。

お手本をじっくり観察して真似てみることから始めてみてください。

線の太さや長さ、筆の裏表の使い方はどうなっているのか、よーく観察して書いてみてくださいね。

競書にも臨書課題があって、今は関戸本古今集が課題となっています。

慣れるまでは読めないし書けないしで、楽しくないかもしれませんが(私もそうでした)、書けるようになると断然、面白くて奥深いです。


大人や子供の習い事として書道はいかがですか?
最後までお読みいただきありがとうございました。

湘南鎌倉市長谷の女流書家:篠原遙己(しのはらようこ)

この記事を書いた人

篠原遙己

鎌倉市長谷にて書道教室を開講しており、人前で自信を持って字を書ける、美文字のコツをお伝えしています。出張レッスン、美文字講座など外部書道講師としてのご依頼も大歓迎です。また、招待状宛名書きなどの筆耕、謝辞・祝辞・入学願書等の代筆、書作品のご依頼も承ります。